お薬を使用しての薄毛治療も大切ですが、何よりも薄毛を予防することが重要です。
薄毛の予防と対策は、普段の日常生活の中からも取り入れることができます。
ここでは、普段の生活でも取り入れられる簡単にできる薄毛予防と対策について紹介していきたいと思います。
簡単にできる頭皮ケア
頭皮マッサージ
頭皮マッサージを行うことで血行を良くし、頭皮を柔らかくすることができます。
頭皮マッサージでは、頭皮の血行を良くすることと、頭皮の環境を改善することが目的となります。
爪を立てない
頭皮マッサージをする時には、指の腹を使用して下さい。
爪を立ててしまうと余計に頭皮にダメージを与えてしまいます。
頭皮ケアをしているのに頭皮を気付付けてしまっては意味がないので、指の腹もしくは拳を握った第二関節を使うようにして下さい。
優しく押す
中にはマッサージは痛い方が気持ちいい!という人もいますが、できるだけ優しく押すようにしましょう。
頭皮を押す時には、髪の毛の上から押すことになると思います。
強く押してしまうと、毛根にダメージを与えてしまうとともに、髪の毛が抜けてしまう恐れもあります。
できるだけ優しく押すようにしましょう。
やり過ぎない
マッサージの理想は1日10分ほどです。
やりすぎてしまうと余計な刺激を与えてしまうことになり、頭皮にダメージを与えてしまいます。
頭皮にやさしいシャンプーを選ぶ
毎日使うシャンプーは頭皮にやさしいものを選びましょう。
シャンプーには頭皮にとってダメージを与える刺激の強い成分が入っていることもあります。
できるだけ刺激の少ないとされる、アミノ酸系のシャンプーを使用しましょう。
正しいシャンプーの方法
頭皮に優しいシャンプーを選ぶことができたら、正しいシャンプーの仕方を覚えましょう。
頭皮にとって優しいシャンプーの仕方について紹介していきます。
自宅で簡単にできることなので、是非実践してみて下さい。
しっかり髪を濡らす
シャンプーをする前には、しっかりと髪の毛を濡らしましょう。
簡単に髪の毛を濡らした程度では泡立ちが悪くなり、シャンプーをする意味がなくなってしまいます。
10秒間くらいはシャワーで流し、しっかりと髪の毛を濡らしてください。
また、しっかりと髪を濡らすことで大きな汚れや、べたつきなどを落とすこともできます。
シャンプーを付ける前に落とせる汚れはしっかりと落としましょう。
シャンプーはしっかりと髪の毛を濡らし終わった後に使います。
シャンプーを手で泡立てる
シャンプーを実際に付ける際には、まず手の汚れをしっかりと落としておきましょう。
シャンプーで髪の毛を洗う際に、いきなり髪の毛にシャンプーと付けて泡立てる人が多いと思います。
しかし、直接つけるのではなく、先に手で泡立ててから髪の毛に付けるようにしましょう。
頭皮で泡立ててしまうと、頭皮の負担となってしまいます。
泡にしてからの方がきめ細かい泡が髪の毛の細部にまで届きしっかりと汚れを落としてくれます。
頭皮を洗う
しっかりと手で泡立てることができたら、爪を立てないようにして頭皮を洗いましょう。
この時には、頭皮と揉むようにして洗うのがポイントです。
マッサージの時にも説明しましたが、爪を立ててしまうと頭皮が痛む原因となるからです。
しっかり洗い流す
頭皮と髪の毛をしっかりとシャンプーすることができたら、最後にしっかりと洗い流しましょう。
泡は完全に流しきったと思っても、目に見えずに残っていることもあります。
髪の毛を洗い流す時には、シャンプーで洗っていた時の倍の時間をかけて流すようにして下さい。
根元からしっかりと洗い流しましょう。
前頭部は髪の毛をかき上げるようにして洗い流し、後頭部は頭を下げて洗い流すことで、すすぎ残しを防げます。
洗い残しがあると、フケやかゆみの原因ともなります。
トリートメントを行う際もシャンプー同様にしっかりと流すようにして下さい。
シャンプーをする際にはこのような一連の流れがあります。
特にポイントとして抑えてもらいたいのは、頭皮を意識するということです。
髪の毛を洗うことは頭皮を優しく洗うということになります。
カラーリングやパーマなどは控える
カラーリングやパーマは髪の毛にもダメージを与えますが、頭皮にもダメージを与えます。
特に奇抜な髪色にするために、ブリーチなどを行うと、髪の毛だけでなく頭皮にも大きなダメージを与えてしまいます。
できるだけ、カラーリングやパーマは控えるようにしましょう。
睡眠時間に気を付ける
薄毛予防には睡眠時間にも気を付けるようにして下さい。
髪の毛は22時から2時の間に成長すると言われています。
これは髪の毛だけではなく、成長ホルモン全体的にこの時間に睡眠を取ることで成長するとされています。
髪の毛を育てる成長ホルモンを分泌する時間帯にしっかりと睡眠を取りましょう。
入眠してから2時間後には最初のノンレム睡眠が起こり、この時に分泌される成長ホルモンが一番多いと言われています。
睡眠の質を上げることと、しっかりとした睡眠時間を確保することが大切になります。
入眠してから2時間後の成長ホルモンが多いから夜更かししても良いのかと言うと違います
しっかりと成長ホルモンが分泌される時間に一番多く成長ホルモンを分泌させるノンレム睡眠を持ってくるようにして下さい。
できるだけ日付が変わる前には寝るようにして下さい。
食生活に気を付ける
薄毛だけではありませんが、偏った食生活には注意が必要です。
もちろんバランスの良い食事を摂ることも薄毛の予防の一つとなります。
特に食事の中ではタンパク質を意識して摂取して下さい。
髪の毛の主成分はタンパク質となります。
そして、タンパク質と同じように必須ミネラルである亜鉛も摂取するようにして下さい。
亜鉛はタンパク質の合成に必要な必須ミネラルとなります。
タンパク質は髪の毛を太く丈夫にする働きがあります。
これに一番オススメなのはコラーゲンです。
ビタミンの摂取も薄毛の予防となります。
ビタミンは髪の毛の成長に関わる栄養素です。
血行を促すビタミンE、頭皮の健康を維持するビタミンA、血管や頭皮を丈夫にするビタミンCなどビタミンには様々な作用があります。
これらのすべてをクリアしようと思うと、自分の好きな食事が摂れなくなってしまうと思いますが、できるだけバランスの良い食事を心がけることが重要となります。
そのため、毎日の食事の中に一つでも取り入れる意識をして下さい。
ストレスを解消する
ストレスが溜まってしまうと、自律神経が乱れてしまいます。
自律神経のバランスが崩れてしまうと、頭皮の血行が悪くなります。
自律神経はホルモンバランスにも関係しており、男性ホルモンが過剰に分泌されてしまうと脱毛の原因となります。
また、髪の毛に十分な栄養が行かなくなり、脱毛が起こってしまいます。
ストレスを溜めないということは、薄毛予防だけでなく身体全体に関わるものとなります。
過度なストレスは食欲不振や不眠症などの、健康にかかわる問題となります。
薄毛予防のためにもストレスは溜めないようにしましょう。
自分なりのストレス解消法を見つけることや、ストレスと上手く付き合っていけるようにして下さい。
軽い運動
日常生活に軽い運動を取り入れることで、自立神経やホルモンバランスを整えてくれます。
ウォーキングやジョギングなどで身体動かし汗をかくことでストレスの発散にもなります。
特に有酸素運動と言われているウォーキング、ジョギング、ランニングなどは白髪のリスクや、脱毛を抑える効果があると言われています。
これは、汗を流すことによって脱毛の原因となるジヒドロテストステロンを排出してくれるからです。
また、有酸素運動では各栄養や酸素を運ぶ毛細血管の働きを活発にします。
軽い運動を行うことで、適度に身体が疲れ睡眠に入りやすく、ストレスも解消でき、薄毛の予防にもなります。
まとめ
実は日常的にできる薄毛予防法はたくさんあります。
毎日欠かさず行っているシャンプーをちょっと変えてみる、テレビを見ている時に頭皮マッサージをしてみる、簡単なことから始めてみましょう。
また、睡眠や食事、ストレス解消、運動なども薄毛予防には効果的です。
薄毛に悩む前に、予防ができるのであればそれが一番ですよね。
日常生活の一部分にぜひ取り入れてみて下さい。